泣きっぱなしの五日間

彼が遥々名古屋から大阪まで遊びに来てくれて、半分くらいは大泉洋さんを見ていた。更に大泉さんが好きになる日々です。彼にも追加購入するように厳命しました(最近では彼の方が大泉好きでDVDを酷く気に入っているんです)。

他の日は高野山にいって精進料理を食べたり、モツ鍋食べたりジェノベーゼのパスタを二回食べたり、本の読み合いっこをしたり、夜の御堂筋を歩いたり、ダラダラ寝たり洗濯したり…
他は将来とか会社とか自分の考えとかに関して彼と口論になって、自分の意見が彼の弱い部分を傷付け詰ってまでいう言葉かどうか判断できずに、そこまで確固とした自信が自分にもなくて、すべての言葉を飲み込んで、涙が溢れて仕方がなかった。
でも、この口論は有益なものだったと思う。この時は傷付けるのではないかと怖かったんだけれど。
二人の関係を続けていく上で、安らぎと癒しを与えてくれる以上に、私は人間としての尊敬を相手に感じたい、そういうものが根本にあるからこそ、尊敬するためにも彼の考えを理解することが必要だと思って、私はやったことだけれども、殆ど自信がなくなってしまった。口論になって、私が彼の考えを理解しようとしないと言われて、そんなことないとないと思ってはいても、どれ程彼のプライドを傷付けただろうと思って、口をつぐんでしまった。
ばかだなあ。そこまでして、私は一体何をしたかったんだろうと思って、後悔した。
やんわりと、最後に少しだけ考えを述べて、ごめんなさいと謝った。

自分に自信がないことも、涙しか出てこないことも、本当に悔しくて仕方なかった。私は言っていることが正しいと思った。もう少し、彼にも自分の感じたことを強く考えてもらえたらと思った。無感覚なんて有り得ない。おかしいことをおかしいとも思わない。麻痺しているみたな彼がとても嫌いだと思った。
そんな彼が嫌で、ひどく泣いた。

そんな感じでもやもやして、でも彼と別れるのが寂しくて仕方なくて、ウジウジウジウジ新幹線の入口で手をずっと握り締めてしまった、はなれたくない。


さっき電話が。彼から。
思い出して、感じたことを、少しだけ。伝えてくれて。いいにくそうに、蒸し返すようだけどと彼が。私は、否定することなく、聞いた。つもりだけど。聞けただろうか。分からない。
明日からも頑張ろうと、私は思ったけどね。

彼が会社で色々あって疲れてるのは、分かるんだけど、でも、傷付けてでももっと前を向いてほしいと思うのです。次に進むためでない休憩や後ろ向きは好きじゃない。