女性という性

仕事が男性の多い業界だから、なんか、飲みのせきで単なるコンパニオン的にしか見られないことが多くて、悔しいってずっと思ってた。チヤホヤしてくれてる部分はメリットだけど、なんでだろう…うまく、立ち回れない不器用さを呪う。お姉さんたちのいるお店にいって、他のお客さんに気に入られて、名刺を交換するのはいいんだけれど(本当はあまりすべきではないかもしれないんだけど)、携帯まで聞かれたり、セクハラ発言とか多いのが、積もり積もっていくと苦痛になる。
今回は携帯聞かれて、会社でよく聞く会社だから、仕事用にと思って会社の電話番号と会社用の携帯を教えてしまった。随分飲んでいたから、判断きかなくてやってしまった。
それから電話がかかってくる。一度出てしまって、ご飯を食べに行くことになって、すっごく嫌だったんだけれど、今回だけと思って、営業用の私を演じた。気が利いて、よく笑う、反応の良い人間を。相手は一回り上で、色々牽制したんだけれど、またご飯に行こうといわれて、曖昧にしか断れなかった。効いたのか分からない。でも、次回はないと決めている。

十時過ぎて、帰れたんだけれど、不安になって怖くなって、好意を向けられているのが分かったから余計に嫌になった。あまり好意を向けられるのが好きじゃない、特に彼がいる時は。

失敗した。対応に、失敗した。酷く落ち込んで、情けないと思った。なんて情けないんだろうって。
無下に断らなさそうな雰囲気を持っているらしく、最近通っている整体の先生にもなんかそういう雰囲気があると言われてだからかと悟った。本当に。本当に、そういうことなんだと思った。もうなんか男性が嫌いになりそうな気がする。仕事用で対応するって、難しい。


不安で、彼からちょうど夜に電話かかってきた時、とても泣いてしまった。なんでこの人今そばにいないんだろうってボロボロ泣いてしまった。守るよといわれて、どうやってと詰りたくなったけれど、その言葉が今になって酷く心強い。私もっと強くなれる気がする。