3周年


かっこよすぎるカレ。

旅先では必ず、ジャンプして、と懇願。
ジャンプしてくれるんだけれど、私の反射神経のなさに、何度も失敗を重ね、非常に機嫌を悪くさせる。恥ずかしい上に、何度もジャンプするのはイヤだ、とのこと。
珍しく、私が一回で決めることが出来た一枚。北海道、富良野から夕張に向けての道中。

***

すきだすきだと呟いて、彼の居ない部屋を彼への気持ちでいっぱいにする。
離れているからこその募る想いのせいか、
遠くまで飛んでいって欲しいような気もするのに、
なんでかすとんと、部屋に落ちる。だって重過ぎる。
私が、この想いを、呪いのように呟いたこの想いを彼に吐露することなんて有り得ない。
彼へ向ける言葉は、いつもぼそぼそと、かすかに聞こえるか聞こえないかくらいの声で、一言だけ。目も見れないし、聞こえて欲しくないと思う。
それでも万感篭る一言を、どうか聞き取ってと思いながら、彼の手をぎゅっと握る。
だから、届かない重い想いは、消化されずに部屋に留まる。更に、すきになる。

こんなに恋苦しく思うのは、彼を「彼」と位置づけることになって、もうすぐ3年目だから。6/1、私たちは3年目を迎える。この関係が、続きますように。願ってる。