鍵をなくした

鍵を、無くしました。家の鍵と実家の鍵、ロッカーの鍵の三本。
鍵の110番で家の鍵を開けてもらって…そうしたら超絶お金かかって、本当になんだか5時間くらい探したのに出てこないし、一体どこで落としたのかも覚えてないから、どうしたらいいのか今日行った所全部回ったのに、見つからなくって。
しかもこう言う時に限って、私、携帯を家に忘れていて、交番で届けるときも、携帯ないんです、家に忘れてきちゃったんですって言ったら有り得ないという顔をされたけれど、一番有り得ないって思ってるの私自身ですからって心の中でいっぱい叫んでやりました。
でも、見つからないです。今日なくしたからちょっと気長に待たなきゃいけないかなって…
うーん、多分見つからないかもしれないです。天神でなくした可能性が高いから…

こんなに情けなくって不甲斐ない事なんてないって思ったら、自然と涙がぼろぼろ落ちてきてしまいました。

(長すぎるし暗すぎるので閉じます)

(支離滅裂)

色々不安になってきてしまったのだ。一人暮らしに対して、そしてこれからその一人暮らしが本格化することに対して。
どうも自分は誰にも(精神的に)頼らず生きることができない。だからどうにかなんとか精神的に強くなって一人でも生きていけるように、そればかり高校の頃から考えていたのに、あの頃は「しっかりもの」で通っていたのに、今の私ったらなんだ、鍵の一つも、きちんと持てないなんて。しかも、彼とかこの期に乗じて俺が合鍵を持っておくとか言い出すし…(合鍵なんて切実なもの今まで渡したことなんてなかった…)
今更鍵を落とすなんて。よく物は落とすけれど、でもいつも見つかっていた。だから今回のように見つからないことなんて、なくて(今日落として今日見つからない、と騒ぐのは早すぎる?)。だからいつも以上に頭がこんがらがってでもやるべき事やって、落ちてしまうのは家に帰ってからだと決めたら速攻行動できた。
そして鍵をなくしたことに酷く落ち込んで、業者さんに家の鍵を開けてもらったあと、彼に無意識に電話かけてうんぬんかんぬん早口で捲し立てたら、本当に泣いてしまって。電話口の向こうでおろおろしていて、困らせていると分かったら、すぐに切りたくなってしまって。もー大丈夫になったと嗚咽混じりに言ったら、うそやん、なに、どうすれば気分が上がる?と言ってくれたけれど、みっともなくって、こんな時に彼の力を借りることに慣れてしまうと、彼に頼りきってしまうと思って無意識に防御体勢に入ってもういいの、なんてことなかったのと言えば電話の向こうで舌打ちに近い悪態が聞こえた。聞こえぬふりして「なに、なにどうしたの」と無邪気に問えば、なんでもない、と遮断。
いつも一人で考えて行動してしまう、或いは処理してしまう癖がある私を彼は酷く心配する。違う、怒る。いつも、「一人」でいることを考えている、と悟られている気がしてならない。けれど、そうしないと一人で立てない。一人で立てなくなってしまう。だから私は私を守る。
つまり1人暮らしをしだして、家族にだけ頼ればよかった(もしくは心を預ければよかった)生活から少しだけ切り離せて、ある程度の制御が出来るようになっていたけれど、彼が存分に甘やかそうとするから彼に頼りたくなってしまって、結果一人で立てなくなってしまうのではないかと思って怖くなる。そうならないように頑張ってるのに。
けれど結局今回落ち着けたのは彼の声を聞けたことによる分がとても大きいし、本当に、何だか彼なしで日々の生活が考えられなくなってきていることに、とても恐怖している。

そもそも、私は、彼のことが大好きだけれど、今後ずっといるわけではないと、別れを想定して付き合っている節がある。想定していなくても、永遠などなく、一緒に住むことはあるかもしれないが、結婚と言うある意味終着のことなど絶対に考えてなどいない、考えられない。そんな私だから4月から共に本州へ行くことになってもその後、まるで御伽噺のように、しあわせにくらしました、という展開など有り得ないと考えていて、ある程度は続くかもしれないその彼との関係で、どれまで自分を瓦解させないかということに力をおいている。
すきすき言い合ってもどうしようもない時は、どうしようもなく、すきな気持ちだけではどうにもないし、私と彼が何よりもこの関係を存続させる努力をしなければ続かないと思っている。幻想・理想は一切ない。そこが私の駄目なところで。
彼との関係が続くと、それが敷かれたレールの上を自動で走っていく、そういう性質のように考えられたら私は、「一人で立て」なくなってしまっても、誰かに少しでも心を預けることができるのだろうなあと楽観的に思う。例えば、「一人で立て」なくなっても、彼が居るから彼と一緒に生きていけるのなら、何も問題はない、それは自分の自然の姿なのだ、と思える。でも、彼といつまでも一緒にいられるなんて、そんな甘いこと思っていない。
彼のことがすきなのに、どうしてこんなにドライなことしか思えないのだろう。どうして彼に頼れないのだろう。
理由は分かっているけれど、まだ私はそれを克服できていない。怖くて仕方がないのだ、未だに。10歳の頃の自分が嗚咽を漏らし、夜な夜な一人泣いている姿を思い浮かべて、苦しくなるなんて、まだまだ私、恨んでいるんじゃないかと思って、これは重症だなと諦念。