スープ

寒い朝は、私の眠り姫を起こすことから始まります。
眠そうに唸った彼を起こして、いつもなら私が先に台所に立って緑茶をいれるのですが、今回は違った。彼のうちでは彼がホストとなり、朝からばたばた働いてくれます。「いろんな種類がありますが、どれにしますか」と四種類くらいインスタントのスープを持ってきて、照れくさそうに言う姿が可愛らしいなぁと思うと同時に、私が好きだといったコーンスープの種類が増えていることに感激!「クルトン!」と答えると居酒屋のノリで「承知しましたー」と台所に引っ込んだ。とても丁寧に掻き混ぜられたスープを渡してくれて、自分のスープにスプーンを突っ込んだかと思うと、「あげる」と言って、私のクルトン入りのコーンスープにコーンの粒を入れてくれるのでした。
ふわああ幸せすぎる…